パーソナルトレーニングはいつまで続けるべき?【卒業の目安と賢い続け方】
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2025 / 07 / 07
最終更新日:2025年7月7日
通う期間はどれくらい??
人によって違うのかな?
目次
はじめに
「パーソナルトレーニングって、いつまで続けるべきなんだろう?」
これは多くの人が一度はぶつかる悩みです。
短期間で痩せたいから始めたけれど、目標達成した後も続けるべきなのか。
料金も安くはないし、時間の確保も必要。それでもやめてしまうとリバウンドや運動不足が心配…。
本記事では、パーソナルトレーニングをいつまで続けるべきか、卒業のタイミングの見極め方、卒業後の上手なトレーニング継続法などを解説します☺️
▼この投稿の著者
■諏訪部 侑吾(スワベ ユウゴ)
■神奈川県出身 27歳
■資格 NSCA-CPT
① パーソナルトレーニングとは?💪
まず前提として、パーソナルトレーニングは「一生続けるべき」ものではありません。
ただし、目的によって続ける期間や頻度は大きく異なります。
1. ダイエット目的の場合
最初の2〜3ヶ月は集中指導を受けることで、食習慣や運動習慣が身につきます。
理想体重に到達した後は、徐々に自分で維持できる仕組みへ移行しましょう。
目安:3〜6ヶ月
2. 筋肉をつけたい(ボディメイク)場合
フォームの習得やトレーニングメニューの組み方が自分でできるようになるまでは続けたい。
大会出場や明確な体づくりがゴールなら、長期的なサポートも検討。
目安:6ヶ月〜1年以上
3. 健康維持・姿勢改善・リハビリ目的の場合
体の癖はすぐには直らないため、定期的なチェックが重要。
月2〜4回の継続的な通い方もおすすめ。
目安:継続型(頻度調整しながら)
パーソナルトレーニングを「卒業」する目安とは?
「そろそろパーソナルトレーニングをやめてもいいのかな?」
そんな風に思い始めたあなたへ。続けるべきか、卒業すべきか――迷うのは当然です。
せっかくここまで頑張ってきたのに、やめた瞬間にリバウンドしたらどうしよう。逆に、ずっと通い続けていてもいいのか疑問に感じることもあるでしょう。
そこで大切なのが、「卒業のサイン」を見極めること。
以下では、パーソナルトレーニングをやめるタイミングの目安について、具体的に紹介していきます。
✅ 1. トレーニングフォームを自分で意識できる
トレーニングにおいて「正しいフォーム」は非常に重要です。なぜなら、フォームが崩れると効果が半減するだけでなく、怪我のリスクも高まるからです。
パーソナルトレーニングでは、トレーナーが横でフォームを細かくチェックしてくれるため、最初は何も考えなくても「正しく動けている」状態になります。
しかし、卒業を考えるタイミングでは、以下のような変化があるかを確認してみましょう!
🔸自分の体の動きを客観視できるようになった
例えば…
- 「スクワットで膝がつま先より前に出ていないか」
- 「背中が丸まっていないか」
- 「ヒップスラストで骨盤が反りすぎていないか」
こういったポイントを鏡を見ながら意識的に修正できる状態であれば、フォーム理解はかなり進んでいます。
🔸体の感覚が研ぎ澄まされてきた
正しいフォームが身についてくると、「なんとなく重心がズレてるな」「今日はいつもより股関節が動きにくいな」といった微細な変化に気づけるようになります。
これは、単に回数をこなしただけでは得られない感覚で、「質の高いトレーニング」ができている証拠です。
🔸正しい負荷がかかっているかがわかる
筋トレは「狙った筋肉に刺激が入っているか」が非常に大切です。
たとえば、ラットプルダウンをしていて本来鍛えたい広背筋ではなく、腕にばかり効いているならフォームや意識の問題があるかもしれません。
その点、自分で「いま広背筋にしっかり効いている」「お尻がうまく使えている」と感じられるなら、正しいフォームと意識がリンクしている状態です。
✅ 2. 食事の管理が自分でできる
パーソナルトレーニングでは、運動だけでなく食事指導も重要なパートを占めています。
実は、ボディメイクやダイエットの成功は「食事8割、運動2割」と言われるほど、食生活が成果に大きく影響するのです。
トレーナーのサポートなしでも自分で食事をコントロールできるようになれば、パーソナルトレーニングを卒業する大きな判断材料になります。
🔸自分の1日あたりの摂取カロリーが把握できているか
まず基本は、自分の目標(減量・維持・増量)に応じた「1日あたりの適正カロリー」を把握しておくことです。
例:
- 減量したい人:基礎代謝+活動量から導いた数値よりややマイナス(−300〜500kcal)
- 体重維持:TDEE(総消費カロリー)と同程度
- 増量したい:TDEEより+300〜500kcalほど多めに
これが理解できていれば、「今日は食べすぎたから明日は少し調整しよう」といった柔軟な自己管理が可能です。
🔸PFCバランスを意識できているか
「PFCバランス」とは、食事における**たんぱく質(P)・脂質(F)・炭水化物(C)**のバランスのこと。
指導を受けることで一時的に守れていた比率を、卒業後も自力で維持できているかどうかが大切です。
目安の一例(減量中):
- P(たんぱく質):体重×1.5〜2g
- F(脂質):総摂取カロリーの20〜25%
- C(炭水化物):残りで調整
たとえば、鶏むね肉や卵、魚などのタンパク質食材を意識的に選んだり、油の種類(良質な脂:オリーブオイル、ナッツ等)に注意できていれば、十分卒業レベルです。
🔸外食や間食もコントロールできるか
指導があるときは気をつけていても、一人になると外食や甘いものが増えてしまう…。
これはよくある“卒業後の落とし穴”です。
「外食=太る」と思い込むのではなく、
- メニューの選び方(焼き・蒸し系、サラダ先食べなど)
- ドレッシングやタレの量を自分で調整
- 糖質・脂質が多い日は、翌日で帳尻を合わせる
このような調整力・応用力がついてきていれば、あなたはもうトレーナーがいなくても自立した食習慣を築けています。
🔸感情食いやストレス食いへの対処ができるか
意外と多いのが、「疲れたからスイーツ」「ムシャクシャして暴食」などのメンタル由来の食行動。
これに対して、
- 食べる理由を客観視できる
- 別のストレス解消法(運動・入浴・散歩など)を選べる
- 食べすぎても引きずらず、翌日リセットできる
こういった“自分との付き合い方”を身につけられているかが、本当の意味での食事コントロール力です。
✅ 3. 自分でメニューを組んで実践できる
パーソナルトレーニングを受けていると、毎回のトレーニングメニューはトレーナーが考えてくれます。
しかし、卒業後は自分で「今日は何をやるか?」を考え、組み立てていく力が必要になります。
これができるようになれば、自分の目的に合わせて効果的なトレーニングを継続できるようになり、パーソナルを卒業しても成果を維持できます。
🔸基本は「分割法」を理解することから
筋トレのメニューは「全身を1日でやる方法(フルボディ)」と「部位別に分ける方法(分割法)」があります。
多くの人が採用しやすいのは、以下のような部位ごとの分割パターンです。
例)週3回ジムに行く場合の分割メニュー
- 月曜:下半身(脚・お尻)
- 水曜:上半身(胸・肩・腕)
- 金曜:背中+体幹(背中・腹筋)
このように分けることで、特定の筋肉をしっかり追い込めて、回復も確保できます。
🔸目的に応じた種目の選択ができる
たとえば、以下のように「目的 → 種目」を自分で選べるかがポイントです。
目的 | 推奨される種目の例 |
---|---|
ヒップアップ | ヒップスラスト、ブルガリアンスクワット、グルートキックバック |
二の腕の引き締め | キックバック、ディップス、スカルクラッシャー |
姿勢改善 | デッドリフト、ベントオーバーロウ、プランク |
脂肪燃焼 | サーキット、バーピー、スクワットジャンプ、HIIT |
これらを筋肉の働き・部位ごとの役割と関連づけて考えられるようになっているなら、かなり自立したメニュー構成力がついています。
🔸トレーニングの構成も理解している
自分でメニューを組む際は、種目の順番やセット数・回数も考える必要があります。
例)ヒップ&脚の日の構成例(初級〜中級)
- アクティベーション:バンドウォーク(15回×2セット)
- メイン種目①:ヒップスラスト(10〜12回×3セット)
- メイン種目②:ブルガリアンスクワット(左右10回×3セット)
- 補助種目①:アブダクション(15回×2〜3セット)
- 仕上げ:ワイドスクワット(12回×2セット)
これがスムーズに組めるようであれば、**「トレーナーなしで十分やっていける段階」**と言えるでしょう。
🔸休息と負荷調整を理解しているか
自分でメニューを組む力には、「オーバーワークを避ける」知識も含まれます。
- 筋肉痛が強い部位は休ませる
- 同じ部位を連日追い込まない
- 週ごとに重量やレップ数を調整する(ピリオダイゼーション)
こうした管理ができれば、ケガを防ぎながら効率的に成長・維持することが可能です。
🔸自宅トレや短時間トレも自在に組める
ジムに行けない日でも、以下のように環境に応じたメニューを構成できるかも判断基準です。
例:自宅・道具なしの下半身メニュー
- スクワット(15回×3セット)
- ワイドスクワット(15回×2セット)
- ヒップリフト(20回×3セット)
- ランジ(左右10回×2セット)
このような「引き出し」が頭に入っていれば、トレーニングを習慣として維持しやすくなります。
✅ 4. 「通わないと不安」が薄れてきた
パーソナルトレーニングを始めたばかりの頃、多くの人が「一人では何をしていいかわからない」「ジムで浮かないか不安」と感じるものです。
しかし、通い続けるうちに少しずつ変化が現れます。
その「心の変化」こそが、卒業の大きなサインです。
🔸トレーナーがいなくてもトレーニングがこなせる
以前は「指示されないと動けない」「今日は何をやるんだろう?」と受け身だったのが、
今では「今日は胸と腕を中心にやろう」「この種目を重点的にやろう」と自分で考えてジムを活用できるようになっていませんか?
これは、知識や技術が定着してきた証拠です。
不安ではなく「やるべきことがわかっている」状態になれば、自分一人でも行動できるレベルに到達しています。
🔸環境が変わっても続けられる自信がある
たとえば、こんな感覚になっていたら要チェックです。
- 旅行先や出張先でも体を動かしたくなる
- 自宅トレでも「今日はこの部位を動かそう」と考えられる
- ジムに行けなくても焦らず、食事や睡眠で調整できる
これは、「通うこと自体が目的」ではなく、「体と向き合うこと」が習慣化している状態です。
トレーニングが「誰かに管理されるもの」から「自分のライフスタイルの一部」に変わったタイミングといえます。
🔸“自分軸”でトレーニングができるようになっている
卒業に向けて大切なのは、「他人に依存しない姿勢」です。
もちろん、モチベーションが落ちた時や新たな知識を得たい時にサポートを受けるのは大いにありですが、**日常的に「自分で選んで動く力」**がついていれば、それはもう立派な自立です。
パーソナルが必要なのは、
- 正しいやり方を身につけるため
- 習慣づけるまでの期間
- 悩んだ時の軌道修正用
という“手助けのフェーズ”であり、「一生頼り続けるもの」ではありません。
🔸「トレーナーがいないと不安」は通過点
実際、多くの人が卒業間近になるとこう言います。
「このままやめたら、またリバウンドしそうで不安…」
「フォーム忘れそうだから不安…」
これは自然な感情であり、むしろ慎重で真面目な証拠です。
でもその不安は、「通わないと不安」ではなく、「自分で頑張りたい気持ちがあるからこその不安」になっていませんか?
この不安を「定期的な自主チェック」や「軽いオンラインサポート」などに置き換えれば、十分一人でも成果を維持できるようになります。
卒業後どうする?トレーニングを続ける3つの方法
① フィードバック目的で「月1〜2回」継続
週1や週2ペースから、月1程度に頻度を落とし、フォームチェックやメニュー更新のために活用する方法です。
② セミパーソナルやグループトレーニングへ移行
料金を抑えつつ、仲間とモチベーションを保てるセミパーソナルに移行する人も増えています。
③ ジム通い+自宅トレを習慣化
自分のペースで行う「習慣トレーニング」。YouTubeやアプリを活用し、教わった内容を復習しましょう。
こんな人はもう少し続けてもいいかも?
- 自分一人だと続かない
- 食事制限でリバウンドした経験がある
- フォームを忘れやすい
- 体の歪みや慢性的な不調がある
目標達成がゴールではなく「維持」が重要な人には、長めのサポートもおすすめです。
続けるかやめるか迷ったときの判断基準
以下の3点で振り返ってみてください。
判断軸 | YESなら卒業へ | NOなら継続を検討 |
---|---|---|
① 目標は達成した? | ✅ | ❌ |
② 継続の意志と知識はある? | ✅ | ❌ |
③ 一人で管理できる自信がある? | ✅ | ❌ |
パーソナルトレーニングの卒業後に注意したいこと
- 一気にやめるとモチベ低下・リバウンドのリスクあり
- 維持フェーズも大事な期間!完全にゼロにはしない工夫を
- 定期的に「身体の点検」をする感覚で、メンテナンス的に使うのも◎
✅ まとめ:パーソナルトレーニングは「卒業ありき」のもの
パーソナルトレーニングは、あくまで「自分で体を管理できるようになるための期間」です。
目標達成までのサポートを受ける期間であり、一生通い続けなければいけないものではありません。
とはいえ、最初は誰しもが不安です。
- 正しいフォームが分からない
- 食事のバランスってどうすれば?
- メニューの組み方なんて無理!
- 通わないとモチベが保てない…
でも、それでいいのです。最初は「頼って当然」。
むしろ、正しく頼って、しっかり学び、習慣化することが重要です。
そして段階を踏んでいくうちに、こうした変化が訪れます:
- 自分で鏡を見ながらフォームを意識できるようになる
- カロリーや栄養バランスを自分で調整できる
- その日の体調や目的に応じてメニューが組める
- トレーナーがいなくても自信を持ってジムに行ける
これらが揃ってきたら、あなたはもう十分「自分のトレーナー」になっています。
“卒業”は、トレーニングの終わりではなく、自立の始まり。
卒業しても、必要に応じて戻ってきていいんです。
月に1回のチェック、年に数回のフォーム見直し。そんな「点検」的な使い方だってアリ。
パーソナルを上手に活用することは、「一人で抱え込まない知恵」でもあります。
卒業=さよなら、ではなく、「より自由な自分へと踏み出す一歩」。
焦らず、比べず、自分のペースで。
あなたにとってちょうどいい「パーソナルとの付き合い方」を見つけてくださいね。
BEYOND本厚木店は、本厚木駅から徒歩1分の位置にあるパーソナルジムです!
トレーニング1回あたりの料金も8,250円(税込)〜と、パーソナルジムの中では通いやすい金額となっております。
食事指導付きのコースでは、基本的に糖質制限をせずに食事指導をさせていただいております。
毎日LINEで質問をできたり、自分に合った食事内容をアドバイスしてもらえます!
パーソナルトレーニング指導はもちろんですが、食生活改善にも特化しています。
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